持ち家が大分古くなったので家を建て替えることに決めました。土曜、日曜、祭日と休みの日は住宅展示場巡りで明け暮れました。どこのハウスメーカーでも勧めて頂いたのがZEH住宅です。数有る住宅メーカーの中から某大手の鉄骨構造の家に決め、担当の営業マンが勧めてくれた「エネルギーを自給自足する家」を目指すことにしました。この話を一緒に聞いていたおじいちゃんは「そんなことができる分けないじゃないか。しかも補助金までもらえるなんて、騙されてるんだ。」の一点張りで、担当者さんと話を進めていくのが大変でした。テレビのCMでようやく納得してくれましたが、私たち家族も本当にそんなことができるのだろうかと半信半疑でした。担当者さんが、おじいちゃんに一生懸命説明をしているのを私たち家族は「担当者さんの見方をしている振りをして実は気持ちはおじいちゃん」で、聞いていたのです。身分不相応な家が完成し、近所の人たちも「見せて、見せて」とやってきます。外が、いくら寒くても暑くても家は快適そのものです。